糖尿病セミナーブログ

2015年1月29日 木曜日

肥満と生活習慣病

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「肥満と生活習慣病」
診療放射線技師:久野淳也
管理栄養士:宮島

 本日の題目である肥満と生活習慣病との関連について、画像と栄養士の立場からお話を進めさせて頂きました。日本人を含むアジア系住民は、軽度の肥満傾向であっても、循環器疾患(心疾患、脳血管疾患)を引き起こす事が最近の研究などで判明してきています。近年日本人は、肥満傾向になってきていると言われ、動脈硬化による循環器病の増大が懸念されるところであります。一方欧米諸国では、治療が必要である肥満症に対して危機感が少なく、WHO(世界保健機構)においてもBMIが30 (kg/m2)以上が肥満症であるとしています。IARC(国際がん研究機関:WHO内専門機関)は、肥満症増大はがん発症のリスク要因となっていると警告しています。又最近の研究報告では、食道、大腸、腎癌などのリスク要因である事が判ってきました。日本肥満学会が、本年秋に名古屋で開催されます。また同時にアジア・オセアニア地域の国際学会も開催されます。日本肥満学会では、日本の肥満症に対する基準を世界基準にしていく働きを進めていく様です。増加傾向である肥満症について、生活習慣病も含め見直しては如何でしょうか。



 

投稿者 やまねクリニック