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内視鏡検査(経口・経鼻)

当院では、新しい内視鏡システムを導入しました

当院では新しい内視鏡「EVIS LUCERA ELITE」(オリンパス社製)を導入しました。従来製品と比べランプの光量が上がったことにより、通常検査時の観察性能やNBI時の観察深度が大幅に向上しました。

*NBI(Narrow Band Imaging:狭帯域光観察)とは

*NBI(Narrow Band Imaging:狭帯域光観察)とは がんの増殖には、血管からの栄養補給を必要とするため、病変の近くの粘膜には、多くの血管が集まりやすくなると考えられています。そこで、粘膜内の血管などをより鮮明に観察しやすくするために、血液中のヘモグロビンが吸収しやすい特殊な光を照らし画面に表示するのが、狭帯域光観察です。 狭帯域光観察では、毛細血管の集まりやそのパターンなどが鮮明に表示され、通常光による観察では見えにくかったがんなどの早期病変の観察において有用性が期待されています。またこれまでは、血管や粘膜の詳細な観察のためには色素による染色を行わなければならないこともありましたが、狭帯域光観察を行うことによって、患者様の身体的な負担が軽減されることが期待されます。

オリンパス「光デジタルによる画像強調観察技術」
http://www.onaka-kenko.com/endoscope-closeup/endoscope-technology/et_07.html

【協力会社 オリンパス株式会社】

内視鏡検査(経鼻)

当院では従来のような口からカメラを入れる経口胃内視鏡検査と患者さまへの負担が少ない経鼻胃内視鏡検査を実施しています。
経鼻胃内視鏡とは、いわゆる胃カメラを鼻から入れて行うもので、従来の口から入れて行う経口胃内視鏡に比べてさまざまなメリットがあります。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍・ヘリコバクター・ピロリ菌検査もできます。

内視鏡検査(経鼻)
  • 苦痛が少ない

    従来の経口胃内視鏡に比べても胃内視鏡の器具自体が細く、しなやかなため、患者様の感じる痛みは少なく済みます。

  • 嘔吐感が起きにくい

    口からの胃内視鏡に比べ、器具が下の付け根触れないため、嘔吐感が起きにくくスムーズに胃までカメラが届きます。(下図を参照)

  • 話をすることができる

    鼻から器具を入れるため、口は比較的自由に動かすことができます。
    医師と患者様が同じ画像を見ながらリアルタイムで話をすることができ、異常が起こっても、言葉で伝えることができるので安心です。

  • 麻酔事故のリスクが少ない

    鼻腔への麻酔を行います。従来の前処置に比べて、時間や手間はそれほど変わりませんが口へ麻酔を行うよりもより安全で、不快感が少なくて済みます。

内視鏡検査(経鼻)

費用についてはこれまでの経口胃内視鏡検査と基本的に変わりません。 検査手技料としては経口胃内視鏡も経鼻胃内視鏡も同じです。 ※使用薬剤等の変更により価格が変わる場合があります。 苦痛も少なく、患者様と医師が直接話をしながら検査をすることが可能になったことにより今までよりさらに安心して検査が受けられるようになりました。 食道、胃、十二指腸といった消化器の病気の診療において早期発見、早期治療が最も重要なことですが、経鼻胃内視鏡の導入により、楽に、安心して検査を受けることができるようになることで早期発見の機会が増え、さらに治療効果が上がることが期待されます。