日本人の三大死因はがん、心筋梗塞、脳血管障害ですが、心筋梗塞、脳血管障害を合わせた循環器病を一括りにすると、死亡率はがんに匹敵します。その循環器病の温床となるのが動脈硬化病変です。
高血圧症、脂質異常症、糖尿病、肥満の4つが揃うと、動脈硬化、すなわち心筋梗塞、脳血管障害という重大な疾患を発症し、死に向かう序曲が奏でられるという意味で死の四重奏とも呼ばれています。
すなわち生活習慣によって引き起こされる病態(高血圧症、脂質異常症、糖尿病、肥満症)を生活習慣病といい、この病態を一次予防の時点から予防することが急務とされています。
心筋梗塞、脳血管障害を引き起こす生活習慣病(高血圧症、脂質異常症、糖尿病、肥満)の発症には、近年、内臓脂肪が蓄積した内臓型肥満が関係しているといわれています。